RPAの内製化

なぜ、中小企業では「RPA」を内製化する必要があるのか?

ここでいう「内製化」とは、自分達でRPAツールを使い、自動化ロボットを作成することです。

内製の反対といえば、「外注」でしょうか。

外注のデメリットからみる、内製化のメリットを考えて見ましょう。

 

外注も楽ではない!?

外注のメリットは、なによりも「プロに任せることで得られる安心感」です。

しかし、外注内容によっては、そう簡単な話でもありません。

恐らく多くの会社において、ホームページ制作とか、システム構築などで、少なからず外注したことはあるはずです。

結構、依頼先との打ち合わせが大変だったのではないでしょうか?

 

外注するくらいですから、当然、その専門知識はあまりない状態です。

一度や二度、それを外注していて、アップデートするとかであれば、まだ話をしやすいでしょう。

しかし、全くの初めてという状態だと、勝手が分からないのも無理ありません。

そうなると、「依頼元」と「依頼先の社内エンジニア」の橋渡しをする営業担当者の能力が、重要になってきます。

ある種の伝言ゲームが発生し、意識のズレが発生するのは、仕方がないことなのかもしれません。

それが、エンジニア兼営業であっても、揉めることは少なくないはずです。

いわゆる「言った言わない」の話です(苦笑)

まあ、もちろん双方にも言い分があるのですが。。。

 

システム系だと、大体が「工数 × エンジニアの時間給」といった計算がされます。

そこで重要になってくるのが、この「工数」ですが、事前に決めた仕様に沿って計算するのですが、なかなかピッタリとはいかないものなのです。

それに依頼主から、後から「あそこはこのように変更してください」といった依頼もあったりします。

依頼主の立場から言えば、「そんなもの、ある程度形になったものを使ってみないと、分からないよ!今から仕様変更は困るといっても、使えないものを納品されても仕方ないからさ。」という話になってきます。

しかし、システム会社からすれば、「仕様が変われば、当然料金も変更になります」という話ですが、これまた依頼主としては「説明不足のおたくが悪い!」と言うのも一理あったりします。(苦笑)

 

 

RPAにおいて、内製化が良い理由

①RPAのロボットは、修正項目が出やすい

もちろん、通常のシステム開発でも同じだと思いますが、RPAは画像認識機能を使うことが多いせいか、不具合が出やすい傾向があります。

RPAは作成環境(ロボット作成側PC)と利用環境(ロボット実行側PC)が異なると、上手く動かない傾向があります。

また、最初は動いても、納品後に利用環境がちょっと変わることで、動きが不安定になることも珍しくありません。

 

②RPAロボットを使っているうちに、ちょっとした機能・例外処理を追加したくなる

RPAで自動化して、しばらく使っていると、依頼前に行った「作業の洗い出し」で漏れていた項目というのは、結構出てくるものです。

「あー、こういった表示が出る場合、次の処理に自動で飛ばして欲しいな。」とか、「ここで上手く認識しない場合には、最低3回は繰り返して欲しいな」等々。

 

③社内の人に、ちょっと修正をお願いできるのが楽

個人的には、これが一番大きいですかね。

上記のあるある話のように、外注でRPAロボット作成をお願いすると、ちょっとした変更ですぐに「追加で〇〇万円になります。」という会社が多いのです。

依頼主としては、「どう考えても、そんなに掛からないでしょ!?サービスとしてやってくれればいいじゃん!」と思うことが多いでしょう。

実際問題として、システム開発に対して素人の人が、100%満足できる項目を最初の段階で明文化(要件定義)できないでしょう。

私も昔、個人的にホームページ作成の依頼をランサーズでお願いしたことがありますが、酷いものでした。

特にランサーズの場合、顔を合わせることなく、ほぼメールでやり取りする形でしたので、ある程度出来上がったものを見せられても、「えっ!?こんな感じになるの!思っていたのとだいぶ違うんですけど!」となった経験があります。

結局、相手の技術とセンスが当初想定していたものより、かなり低かったこともあり、「もう話をしても無理だな」と、納品後すぐに廃棄しました(涙

 

話が逸れましたが、社内であればコミュニケーションも取りやすいし、後からの変更に関しても、お金の問題にはならないでしょう。(エンジニアの人間性によっては、嫌な顔をされることはあるかもしれませんが。)

利用者として、RPAツールがどういったものか、どういった自動化になるのか?がすぐに理解できないのは当たり前です。

何回か作って貰って、ようやく事前に完成品が正しく想像できるようになるものなのです。

 

④RPAロボットは、作れば作るほど、ライセンス料が割安になる

日本三大RPAツールなどは、1ライセンスでも年間60万円以上するものです。

そのRPAツールで作ったロボットが、1日中稼働しているのあれば、問題ありません。

しかし、実際には1つのロボットであれば、24時間のうち、数十分というケースが少なくないでしょう。

ですので、出来る限り、RPAツールが稼働している状況にすればするほど、コストパフォーマンスが上がってきます。

 

⑤今まで手作業で行っていた人が、ロボットを作るのが理想的

これは、①~④までとは話が少し異なります。

一般的に、手作業を行っていた人 ⇒ RPAエンジニア という方向で、自動化したい作業を説明することになります。

ちゃんとした組織になればなるほど、後から手戻りが無いようにと、様々な項目に入力しなくてはいけない資料作成が必須となります。

当たり前といえば、当たり前ですが。。。

しかし、現場としては、本業の片手間にその資料を作成するのは、かなりの労力となるものなのです。

気の利く人であればあるほど、「あっ、この項目も盛り込んでおかなくちゃ!」と。

当然、後から責任を追及されることもありますから、何度も見直すことにもなるでしょう。

 

そこで、手作業で行っていた人 = RPAエンジニア となれば、どうでしょうか?

作成する書類も必要最低限で済みますし、ロボットの挙動がおかしい場合にもすぐ気が付きます。

という訳で、情報伝達に漏れがなくなり、極めてスムーズにロボット作成と稼働が行えるのです。

 

以上、いかがでしょうか?

RPAツールを内製化するメリットを感じて頂けましたでしょうか。

もちろん私も、「いや、うちが自動化したい作業は3つしかないので、そこだけで構わない」と言われれば、外注もお勧めします。

しかし、そうではない会社の方が圧倒的に多いでしょう。

 

以前、他の記事でもご紹介しましたが、日本企業においてIT化が進まない理由の1つに、「社内にプログラマーがいない」というものがあります。

先進国では、自社内にプログラマーを抱えて、何でも屋的に社内システムを自動化するのが一般的です。

その点、日本はすぐに外注!ということになり、費用面が大きな障壁となっている状況です。

RPAツールは、Windowsの画面上に映るものであれば、大体、人間が操作することを模倣できる、自動化ツールです。

習得も簡単とは言いませんが、ちゃんとした人が、ちゃんとした教え方をすれば、さほど習得のハードルは高くありません。

「RPAツールの選択」と「習得環境の整備」を上手くやれば、社員十数人レベルの会社でも、充分に効果を引き出せるものです。

 

これから、世界経済は『アフターコロナ』の時代に入ります。

簡単にいえば、中小企業はいままで以上に、業務効率化を強いられるようになります。

一人当たりの生産性を上げ、無駄の無い経営をしていかなくてはいけないということです。

そういった意味では、RPAツールは中小企業にとって心強い味方にもなりますし、より必要不可欠なものになるでしょう。

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