世の中には、資格ビジネスと呼ばれるものがあります。
資格が無いと扱えない業務がある一方で、取得することに何の意味があるのか分からないものまで、幅広く存在します。
また、資格とは少々異なりますが、通学や受講だけで貰える「certification(証明書)」というものもありますね。
RPAにおける資格
登場して間もないRPAですが、RPAにも資格はあります。
その団体が開催を委託している某所に、指定の日時に行って受ける形です。
パソコンを前に指定時間内に回答していくスタイルで、基準点を超えれば、あとから合格証書が送られてきます。
●WinActorの資格
<URL> http://watest.jp/
日本で最も売れているのは分かりますが、タイトルに「RPA技術者検定」と銘打っているのは、少々違和感を覚えます(苦笑)
言ったもの勝ち!早い者勝ち!ということなのでしょうか。
まだ、資格として出来てから間もないこともあり、すべてのレベルが開催されている訳でもなく、これからといった状況でしょうか。
ちなみに、中級である「エキスパート」で受験料が、27,500円(税込み)。
個人的な意見としては、ちょっと受験料が高すぎると感じますね。
1万円くらいだったら、箔をつけるために…ということも無きにしも非ずなのですが。。。
●UiPathの資格
<URL> https://www.uipath.com/ja/learning/certification
一応、日本語サイトに情報が書かれていますが、英語で受験することになるようです。
Associate Exam: 150ドル
Advanced Exam: 200ドル
会場は、ピアソンUVEテストセンターと書かれていますが、海外なのでしょうか?
これも個人的な意見ですが、今はWinActorよりもUiPathの方が業界の中で勢いがあり、ほぼ日本限定のWinActor(※一応、英語版もあり)とは異なり、世界中でも使われているので、より価値はあるような気がします。
あと、日本三大RPAツールとしては、「BizRobo!」ということになるのですが、こちらも資格試験はホームページに掲載されており、中級者・上級者向けの会場検定というのもあるようですが、リンク先が見つからないので詳しい開催情報は不明です。
<URL> https://rpa-technologies.com/academy/
その他、それなりのRPAツールだと、そのサイト内でビデオ講習が行われています。
各セクションごとの動画があり、途中Q&Aや一問一答式の小テストをはさみながら進んでいき、そこで一定の点数を取れば晴れて合格となり、一応「Certification」もPDFにて貰えるという仕組みになっています。
とはいえ、何度でも自宅でパソコンを前にやり直せるので、答えを丸覚えすることが出来、あまりRPAエンジニアとしてのスキルを証明するというものではありませんね。
車でいう「ペーパードライバー」みたいな位置づけでしょうか。